導入: 春から新生活を始める学生さんや社会人の皆さん、おめでとうございます。 引越しの手続きで忘れがちなのが「電力会社の契約」です。「不動産屋さんに勧められたままでいいや」と思っていませんか? 電気配線のプロとして、「ブレーカーが落ちない」かつ「お財布に優しい」電力選びのポイントを解説します。
まずは「アンペア数(A)」をチェックせよ
私たち電気工事士が屋内配線を見る際、最初に確認するのが契約アンペアです。一人暮らしで推奨される目安は以下の通りです。
- 20A: かなり節約志向。エアコンとドライヤー同時使用で落ちるリスクあり。
- 30A: 一般的な一人暮らしライン。IHクッキングヒーターなら必須。
- 40A以上: 毎日自炊、PCを常時稼働、ドラム式洗濯機があるなら安心。 ※契約後に変更も可能ですが、基本料金が変わるため、自分のライフスタイルに合わせて選びましょう。

2026年の注意点「市場連動型プラン」のリスク
最近増えているのが、日本卸電力取引所(JEPX)の価格に連動して料金が決まる「市場連動型プラン」です。
- メリット: 電気が余っている時間帯(晴れた昼間など)は激安になります。
- リスク: 燃料費高騰や災害時、真冬の需給逼迫時に、単価が数倍に跳ね上がる可能性があります。 初めての一人暮らしで電気代の予測が難しい場合は、単価が決まっている「従量電灯プラン」や「固定単価型」を選ぶのが無難です。
セット割はお得?解約金に注意
「ガス・ネット回線・スマホ」とのセット割は魅力的ですが、2年縛りなどの条件がないか必ず確認してください。 学生や転勤族の場合、急な引越しで違約金が発生すると、節約分が吹き飛んでしまいます。

まとめ
電気は生活のライフラインです。「安さ」だけで選ぶと、夏や冬に痛い目を見ることがあります。「自分の生活でどれくらい電気を使うか(ピーク時の電流)」を想像して、無理のないプランを選んでくださいね。

