スマートフォンやノートパソコン、モバイルバッテリー、ハンディファンなど、私たちの暮らしに欠かせない「リチウムイオンバッテリー」。でも、古くなったり壊れたりしたとき、「これってどうやって捨てるの?」と迷ったことはありませんか?
実は近年、誤った捨て方が原因でごみ収集車や処理施設が火事になる事故が急増しています。2025年だけでも、名古屋市内では関連する火災が31件も発生しました。
今回は、愛知県名古屋市における「2026年最新の正しいリチウムイオンバッテリーの捨て方」を、5分でわかりやすく解説します!
1. なぜ普通のごみに捨ててはいけないの?

一番やってはいけないのが、「燃えるごみ」や「燃えないごみ」にそのまま混ぜて捨ててしまうことです。
名古屋市などのごみ収集車は、たくさんのごみを運ぶために強力な力でごみを圧縮(プレス)します。このとき、ごみに混ざっていたバッテリーが押しつぶされると、内部でショートが起きて急激に発熱し、爆発的に発火してしまうのです。
一度火がつくと、周りのプラスチックや紙ごみにあっという間に燃え広がり、大規模な火災につながってしまいます。実際に愛知県内の処理施設でも、バッテリーの発火が原因でごみの受け入れが長時間ストップする事態が起きています。
2. 絶対NG!やってはいけない3つのこと

火災事故を防ぐために、以下の3つの行動は絶対にやめましょう。
- そのまま一般ごみにポイ捨て
絶対に他のごみと混ぜてはいけません。
- 夏の車内など「高温環境」での放置
リチウムイオン電池は熱に弱く、直射日光の当たるダッシュボードなどに放置すると爆発の危険があります。
- 「膨らんだバッテリー」の放置
バッテリーがパンパンに膨らんでいるのは、内部でガスが発生している非常に危険なサインです。絶対に使用を続けたり、普通のごみ置き場に放置したりせず、各区の環境事業所などの窓口へ直接相談・持ち込みをしてください。
3. 名古屋市流・パーフェクトな捨て方(3ステップ)

名古屋市でリチウムイオンバッテリー(単体)を捨てる際は、以下の3ステップを必ず守りましょう!
ステップ①:端子をテープで「絶縁」する
電池のプラス(+)極とマイナス(-)極、またはUSBの差し込み口などの金属部分に、セロハンテープやビニールテープをしっかりと貼り付けます。これで、袋の中で他の金属とぶつかってショートするのを防ぎます。
ステップ②:「無色透明の袋」に単独で入れる
テープを貼ったバッテリーは、中身がはっきり見える「無色透明の袋」にポツンと入れます。他の乾電池などと混ぜるのはNGです。
※注意:2024年(令和6年)4月以降、資源ごみや電池類を出す際の「半透明の袋」は使えなくなりました。必ず無色透明の袋を使用してください。
ステップ③:プラごみの日に「少し離して」置く
週に1回の「プラスチック資源」の日に出します(朝8時まで、中区は朝7時まで)。
ここで重要なのが、大きなプラスチックごみの袋から「少し離して(手前に)」置くことです。作業員さんが小さな電池の袋を見落として、誤って収集車のプレス機に入れてしまうのを防ぐためです。
4. アジア競技大会のメダルに!?小型家電回収ボックスの活用

本体からバッテリーが取り外せないスマートフォンやデジタルカメラなどの「小型家電」はどうすればいいのでしょうか?
これらは、市内各所の区役所やスーパー、ホームセンターなどに設置されている「小型家電回収ボックス(縦15cm・横40cm・奥行25cm以下)」に入れるのがおすすめです。
さらに名古屋市では、2026年9月に開催される「第20回アジア競技大会」に向けて、回収した小型家電から金・銀・銅を取り出し、アスリートのメダルを作る「リサイクルメダルプロジェクト」を実施しています(2026年7月まで)。
あなたの引き出しに眠っている古いスマホが、国際大会で輝くメダルに生まれ変わるかもしれません!ぜひお近くの回収ボックスを利用してみてくださいね。
5. まとめ
正しい分別は、ごみを集めてくれる作業員さんを火災の危険から守るだけでなく、大切な資源のリサイクルにもつながります。今日から「端子にテープ」「透明袋で」「少し離して置く」をぜひ実践してみてください。
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